Anacondaをインストールして、仮想環境を作る

きっかけは、Twitterボットを作ってXサーバー上で定時実行させたい

Twitterボットを作成するためには、まずXサーバーにssh接続する必要があります。Xサーバーにssh接続できても、Xサーバーは管理者権限がなく、Pythonはありますが、パッケージ管理のpipがなくインストールできません。調べたところ、Anacondaという仮想環境をXサーバーに導入できれば、Pythonとpipが使えるようになります。この手順は「Twitterボット 定期実行」で検索すると出てきたページに書かれていました。私はsshは経験があったのですが、Anacondaは初耳でした。聞いたことがないものを使う不安があり、Anacondaを使わなくても良い方法を調べました。でも、調べてみたものの、Anacondaを使わない方法は存在するようではあるのですが、難しそうでした。あまり気が進みません。どの方法が良いのでしょうか。

何が起こるのか怖いので、いきなりXサーバー上ではなく、まずは自宅のMac上にAnacondaをインストールして仮想環境を作ってみる事にしました。そもそも仮想環境が必要なのかと疑ったのですが、もし失敗しても、仮想環境だから消せば元通りに出来そうと思い、やった方が得だと結論付けました。

インストールの手順

以下ページからインストーラーをダウンロードし、実行します。

Distribution | Anaconda
Anaconda's open-source Distribution is the easiest way to perform Python/R data science and machine learning on a single machine.

ターミナルを起動し、以下のコマンドを実行します。

/opt/anaconda3/bin/conda init zsh #シェル名

ターミナルを終了し、もう一度起動すると自動的にConda環境が有効になります。Conda環境が自動的に有効にならないように設定する場合は、以下のコマンドを実行します。

conda config --set auto_activate_base false

この場合、Conda環境を利用する時には、次のコマンドでConda環境を有効化します。デフォルトの(base)という環境名が、ターミナルに表示されます。

conda activate

新しい仮想環境を作成します。

どうやら仮想環境は複数作ることができるようです。今までは一つの環境でしかPythonを使ったことがなく、様々な目的で多くのライブラリをインストールしていました。ライブラリをインストールしすぎると競合することがあるらしく、目的ごとに環境を分けた方が安全なようです。今回は、デフォルトの(base)という環境とは別に、(twitterbot)という名前の環境を作ってみます。

conda create --name twitterbot

作成した仮想環境を有効化するには、

conda activate twitterbot

仮想環境を終了するには、

conda deactivate

Xサーバー(Linux)にもAnacondaをインストール

うまくいきましたので、XサーバーにもSSH接続し、Anacondaをインストールします。Linux対応のAnacondaのインストーラーを公式のリポジトリから ダウンロードし、bashで起動します。

wget https://repo.anaconda.com/archive/Anaconda3-2022.05-Linux-x86_64.sh
bash Anaconda3-2022.05-Linux-x86_64.sh

インストールが出来れば、仮想環境の作り方はMacと同じです。

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